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耳鳴り、めまい
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●原因不明の耳なりやめまいは、治りますか?

 突然、天井がぐるぐると回るようになったり、耳なりが起こったりしてなかなか解消しません。
 めまいや耳なりで悩んでいる多くの患者さんは、最後の望みを託して、オステオパシー等の骨格調整療法の治療院に通います。しかし、はたしてこのような症状は治るでしょうか? また、オステオパシー医学のめまい、耳なりの治療原理はどのようなものでしょうか?
 耳なりやめまいと言っても、様々なタイプのものがあり、脳梗塞によるめまい、耳鼻咽喉科(内耳の疾患等)関連による耳なりやめまいも少なくありません。
 しかし、いくつかの病院で様々な医学的検査を受けても、原因がはっきりしない場合は、頭蓋骨の側頭骨や顎関節および上部頚椎(第一、第二頚椎)などの変位がある可能性が高い。
 そもそも、めまいというのは平衡感覚に何らかの異常があって、引き起こされる症状であることに注目したい。
 人間の平衡感覚は、内耳の中にある平衡感覚センサーによって行われています。内耳は、側頭骨の内側にあり、その下半分が音を聞く部分と、上半分はバランスをとる部分(平衡感覚部分)である。そして平衡感覚部分にはリンパ液と平衡感覚センサーがある。
 オステオパシー医学の観点から言えば、側頭骨や顎関節などに変異が起こりますと、内耳部分のリンパ液と平衡感覚センサーの圧迫によって、耳なりやめまいが発生することがあると考えられます。
 事実、この平衡感覚部分のリンパおよび平衡感覚センサーに人工的に影響を与えますと、その結果めまいが起こることが立証されています。というのは、氷水を片側の耳に入れれば、一時的に、平衡感覚とリンパ液の流れに異常が起こり、即座めまいが起こります。(絶対に実験しないこと)。
 また、最近、めまい・耳鳴りの多くは”ヘルペスウイルスが原因”という仮説もあり、抗ウイルス剤の投与によってめまいが治った例があると報告されています。ヘルペスウイルスというのは、我々の体内に存在するウイルスの一つで、身体の「抵抗力」が減少しますと、活発になって、口角等に炎症を起こすウイルスです。
 ヘルペスウイルスだけではなく、風をこじらして内耳炎を起こし、メニエール病やめまい症状が現れることは決して稀なことではありません。
 身体の抵抗力が減退して様々な病気にかかるという学説は、オステオパシー医学の根本思想であるということは言うまでもありません。しかし、なぜ、身体の抵抗力が減少するということは問題であります。オステオパシー医学では、骨格の変位によって血管やリンパ管、神経が圧迫され、様々な病気にかかるとされています。一方的にウイルスだけを撃退しても、身体の構造にアンバランスがあれば、また病気にかかりやすくなります。
 オステオパシー医学では、先ず側頭骨と密接なバランス関係にある骨盤の腸骨の変位を調べて正常に戻し、そして、頚椎および側頭骨の変位も注意深く検出して改善させれば、めまいや耳鳴りは解消することが多いのです。
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●経過について

 耳なりやめまいは、はっきりした原因がなければ、発症してから2週間以内でしたら、個人差もありますが、ほとんどの場合は一週間以内に解消します。しかし、発症して2週間以上経過した場合は、変位の慢性により、2週間から三ヶ月以内に完全に解消したり、または症状の三分の一から五分の一位が残ります。残りの症状には波があり、定期的な施術において、解消することが多いのです。

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●参考

 当センターの記録データーでは、仙腸関節痛や腰痛および股関節、膝関節障害を持つ患者の場合は、治療の過程で、またはこれらの症状が解消してから、耳なりやめまいなどの症状が一時的に現れてくることがあります。
 しかし、これは決して不思議な現象ではありません。 
 骨盤と骨盤帯は構造的に頭蓋骨と密接なバランス関係にあり、骨盤の歪みは頭蓋骨への影響が多いのです。
 人間の骨格構造は、上下・左右バランスとれています。例えば、骨盤には左右の腸骨があり、頭蓋骨の左右には側頭骨があります。
 骨盤のこの腸骨の形状に注目してもらいたい。また腸骨の形状と頭蓋骨の側頭骨の形状を比較して見て下さい。大きさを別にして、全くと言っていいほど腸骨と側頭骨は同じ形状になっています。
 さらに、左右の腸骨の間に挟まっている仙骨の形にも注目してみると、仙骨の形と、頭蓋骨では左右の側頭骨の間に挟まっている後頭骨の形はほとんど同じ形状になっています。
 つまり、脊柱は、上と下では同じ形をしている二つの骨(後頭骨と仙骨)につながっていて、さらに後頭骨と仙骨の左右には、全く同じ形状をしている、それぞれの側頭骨と腸骨があります。★イラスト参照
 これははたして、偶然であり得るでしょうか? もちろん、これは偶然ではありません。この上下の同等の形状をしている骨によって、人間の上下、左右のバランスが保たれているわけです。そして、これは平衡感覚への影響を否定できない事実なのです。
 人間のこの上下・左右のバランスが崩れてくると、全身の生理機能が崩れてしまい、様々な病変が現れてくるのです。


●治療を受ける前のアドバイス

 まず、様々な耳鼻咽喉科的な検査や治療を受けてください。様々な療法を試したが、効果がない場合は、骨盤や頭蓋骨などの骨格の歪みを信頼のあるところで診てもらってください。
 最近、オステオパシーが日本でも注目されつつあります。しかし、ブームに便乗しただけの不勉強な癒し系サイトでもオステオパシーの名称が目に付くようになりました。たった二、三年の学習でオステオパシー医学の病気の原因や原理を分かっていても、実際に、熟練した高度な手技と経験が必要であるということも最後に記しておきます。
このページに記載されている内容の、いかなる方法でのコピー、複写、書物などへの転載記載を固くお断りします。
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